FSMAの概要(ヒト向け食品抜粋)
FSMAの概要
FSMAとはFood Safety Modernization Actの略称で、日本語では「米国食品安全強化法」と意味しています。
FSMAは2011年1月に制定され、具体的な詳細規則は順序公表されるという流れでした。
米国内にて流通される食品に適用される為、米国向けに輸出している食品関連企業は同法の対応が必須となります。
FDAレギュレーションとFSMAの違いとは?
FSMAとはバイオテロ法により、FDA(米国食品医薬品局)規則に追記されたものです。
つまり、そのビジネスがFDAレギュレーションに沿って慣行している場合、それは同時にFSMAにも沿っていると言えます。
FSMAの適応が求められる企業とは?
- 農場
- 食品製造業者(人向け食品、動物向け食品)
- 食品加工業者(人向け食品、動物向け食品)
- 食品を取り扱う輸送会社
- 食品の輸入業者
FSMAにおいて、抑えるべきポイントとは?
1. Produce Safety Regulation(以下:PS) :“農産物の生産安全基準”
2. Preventive Control for Human Foods(以下:PCHF) :“人向けの食品に対する危害予防管理”
3. Preventive Control for Animal Foods(以下:PCAF) : (別記事で紹介)“動物向けの食品に対する危害予防管理”
4. Foreign Supplier Verification Program(以下:FSVP) :“外国供給業者検証プログラム”
5. Intentional Adulteration(以下:IA) :“意図的な食品不良の防止”
6. Sanitary Transportation of Food(以下:ST) :“衛生的な食品輸送”
FSMAはいつから有効なのか?
以下FSMA規則への施行期限を示しています。
オリジナルのリンクはこちら:
施行項目とその適用期限 (人向け食品関連のみ)
以下は現時点でFDA規則に則ったビジネスを始めるにあたり必須事項となるものです。
2015年9月17日 Preventive Controls for Human Foods(PCHF)
即ち ”人向けの食品に対する危害予防管理” の最終規則が公布される
>>施行開始日: 2015年11月16日
適用期限(原則): 2016年09月19日
正規従業員500人未満の企業の場合: 2017年09月18日
売上高100万ドル未満の企業の場合: 2018年09月17日
***PCHFの詳細に関してはこちらのリンクから:
2015年11月27日 Produce Safety Regulation(PS)
即ち ”農産物の生産安全基準” の最終規則が公布される
>>施行開始日: 2016年01月26日
適用期限(原則): 2018年01月26日
売上高25~50万ドル未満の農場: 2019年01月28日
売上高2.5~25万ドル未満の農場: 2020年01月27日
***PSの詳細に関してはこちらのリンクから:
2015年11月27日 Foreign Supplier Verification Program(FSVP)
即ち ”外国供給業者認証プログラム” の最終規則が公布される
>>実施開始日: 2016年01月26日
適用期限(原則): 2017年05月30日
正規従業員500人未満の食品製造業: 2018年03月19日
売上高100万ドル未満の企業の場合: 2019年03月18日
***FSVPの詳細に関してはこちらのリンクから:
2016年05月27日 Intentional Adulteration(IA)
即ち ”意図的な食品不良の防止” の最終規則が公布される
>>実施開始日: 2016年07月26日
適用期限(原則): 2019年07月26日
正規従業員500人未満の企業の場合: 2020年07月26日
売上高1,000万ドル未満の企業の場合: 2021年07月26日
***IAの詳細に関してはこちらのリンクから:
2016年04月06日 Sanitary Transportation of Food(ST)
即ち ”衛生的な食品輸送” の最終規則が公布される
>>実施開始日: 2016年06月06日
適用期限(原則): 2017年04月06日
正規従業員500人未満、また年間取扱高2,750万ドル未満の企業:
2018年04月06日
***STの詳細に関してはこちらのリンクから: