全体像

2015年11月27日、アメリカ食品医薬品局(通称:FDA)は、米国食品安全強化法(通称:FSMA)に新しく、第301条:外国供給業者検証プログラム(通称:FSVP)の確立を発表しました。FSVPは、輸入業者と外国の供給業社に米国へ輸入される製品の安全性を確保する責任を移すという物です。

食品の輸入者(またはその代理人)は、FDAの新しいFSVP条項に基づき、外国の食品製造業社にFDAが現在、米国内の食品製造業社に対し要求している食品安全基準(HARPCおよび生産安全基準)と同等の基準にあるか確認し、各制品毎に適切なFSVPプランを構築することを義務付けられています。

主な検証:
  • (1)第103条*1 の計画に沿った製造がなされているか、また農産物の場合、第105条*2 の基準に従っているか
  • (2)不良状態ではないか(Adulterated)
  • (3)不当表示がなされていないか(Misbranded)

上記について、リスクに応じた検証が行われます。

*1 : 「食品の予防コントロール」PCHF(Preventive Control of Human Foods)と略されることがあります。
*2:「農産物の安全基準」

詳細は以下のリンクより確認ができます。

 FDA登録の対象業者

まずはFSVP対象外食品を確認しましょう!
※FSVP対象となるのは基本的にFDA管轄の食品です。
別途の規制、または米国内での商業目的での流通がない限りは対象外となります。
(以下の内容は全てFSVP対象外となります。)

水産物

USDA管轄品
食肉・卵製品

ジュース

アルコール飲料、
アルコール飲料製造の為に輸入される原料

輸出加工用の食品

研究の為の食品

個人消費

返品製品